シッコウ!!〜犬と私と執行官〜3話ネタバレ感想。織田裕二に「90年代に青春を謳歌してたオッサン」は笑う。

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シッコウ!!〜犬と私と執行官〜3話を見たのでネタバレと感想を書きます。

ぽちた
ぽちた

今までで1番おもしろかったけど、

相変わらずツッコミどころは多数でした。

4話感想はこちら→シッコウ4話ネタバレ感想。ひかり(伊藤沙莉)が女性初の執行官になる?「ワタシ可哀想でしょ」なシングルマザーがウザすぎた

シッコウ!!〜犬と私と執行官〜 3話 あらすじ

とうとう小原樹(織田裕二)と栗橋祐介(中島健人)が、由比千尋(ファーストサマーウイカ)の保護動物カフェまでやってきたため、「まさかこの店も執行対象に!?」と焦る吉野ひかり(伊藤沙莉)だったが、2人の要件は「もう一度、執行補助者として助けてほしい」というものだった。
 「犬を相手にするここ(保護動物カフェ)の仕事より、人を相手にする執行補助者のほうがやりがいがあるのでは」という小原の無神経な言葉にムッとしつつも、犬がいるとわかっていてわざわざカフェまで来てくれたことが気になったひかりは、後日仕事終わりに東京地方裁判所南目黒支部の執行官室を訪問。すると、外出先から戻った小原から、さっそく”執行対象”であるパチンコ店に「屈強なブルドッグ」がいるという噂がある、と言われ、そのまま現場へと連行されてしまう!そこではなんと、売上金そのものを差し押さえるという作戦を決行!執行官という仕事の厳しさを目の当たりにするひかり。

 そんな中、小原とひかりが向かった次の案件は、公団住宅の賃料不払いによる明け渡しと動産執行。住人の矢上遼一(高橋光臣)は判決が出てから2カ月経っても部屋を出ていく気配がなく、遼一の従姉妹の理那(横田美紀)の立ち会いのもと、部屋へと進入しようとする。

 しかし、どうしても玄関のドアが開かないという事態が発生。ひかりの子供の頃の経験から、隣りのベランダを伝って進入するという作戦を決行することに。地上4階という超高所を、ベランダの手すりだけで渡っていくという超危険なミッションを、ひかりと小原は成功させられるのか…!?

https://www.tv-asahi.co.jp/shikkou/

3話ネタバレあらすじ

小原(織田裕二)とひかり(伊藤沙莉)は、隣のベランダから手すりを渡って、矢上遼一(高橋光臣)のベランダまで到着。

窓は空いていて、犬ではなく猫が三匹いた。小原は犬は苦手だが、猫は大丈夫なので確保はなし。

矢上は布団を被って隠れていた。

見つかった矢上は「もうおしまいですね」と咳き込む。病気の可能性もあるので、即追い出すというわけにはいかず、一旦この件は持ち帰り。矢上は病院に連れて行かれた。

矢上の父親は、矢上が学生の頃に亡くなり、母親が矢上を育ててくれた。そんな母親が病気になり、矢上が介護のために職場に時短勤務を申し出ると介護離職させられたそうだ。

そして矢上は母親とアパートに移り、一人で母親を介護し、その後、母親が亡くなって今に至る‥。

矢上は入院し、動産執行は矢上の従姉妹の理那(横田美紀)の立ち会いのもと完了。

その後、小原は猫ちゃんたちを由比千尋(ファーストサマーウイカ)の保護動物カフェまで連れていく。その際、千尋から「ひかりを振り回さないでください」と言われて少し悩む小原。

帰り道、ひかりと顔を合わせた小原は、ひかりを振り回してしまったことを謝罪。若い子が直視するのは厳しい現場だったと‥。

「小原さんは心が強いんですね」

ひかりは、今までの執行で、人の感情がむき出しになるところを見て、心が痛かったと話す。

そんなひかりに、小原は執行官の仕事について語る。

自分だって人の家の鍵を勝手に開けて執行するのは胸が痛む。しかし人生に区切りをつけてもらうために、執行はしなければいけない。

裁判所の判決が常に正義かどうかも分からない。それでもとどまっていてはいけない。たとえ債務者が納得できないとしても区切りをつけて新たにリスタートしないといけない。

「そのキッカケを作る。執行官はそのためにある仕事なんだと俺は思う。君に執行官を好きになってほしいとは言わない。ただ、その君のザワザワする心は執行官にとって大事な心なんじゃないかと俺は思う」

だからまた仕事を手伝ってほしいと、小原は言う。それが嫌だったら友達になってほしいと‥。ベランダの綱渡りで年齢や性別を超えた絆を結べそうな気がしたらしい。

「まぁ気が向いたらでいい。また一緒にザワザワしよう」

後日。矢上が保護動物カフェにやってきた。矢上は母親との思い出を語り、猫とまた一緒に暮らすために、再スタートを切る決意をする。

そして…ひかりの住むアパートに新しい住人がやってきた。大家さんが言うには、事務員をしながら司法試験を受けている身元がちゃんとした人とのこと。その人はなんと栗橋祐介(中島健人)だった。


シッコウ!!〜犬と私と執行官〜 3話 感想、レビュー

今まで1番まともな回だったかも。これまでの債務者の中で唯一同情できたし、小原さん(織田裕二)の仕事に対する熱い思いを聞けたのはよかったです。

今回の債務者は、母親の介護で仕事を解雇され、母親の死後に引きこもりになり、動産執行されることになった矢上遼一(高橋光臣)。

執行に入られても「分かりました。もうおしまいですね」と、今までの債務者とは悲壮感が桁違いでしたね。

介護で無職になったことで社会復帰は厳しいし、大好きだった母親を亡くした傷もまだ癒えてない・・・。鬱に近い状態なのでこの状況も無理ないかと。今後は生活保護や福祉施設を頼ってほしいです。

せっかくならパチンコ屋のエピソードをカットして丸々矢上遼一の話にして欲しかった感はある。パチンコ屋の執行シーンを見せられても何の感想も湧いてこないし、矢上の話に時間を割いて掘り下げた方がもっと感動的になった気がするのですが‥。

小原さんが執行官の仕事に対する思いを話すシーンはお仕事ドラマっぽさが出てよかった。というか、こういうの1話で欲しかった。笑

「黙ってじっとしてりゃいつかは神様が救ってくれるなんて考えは過ちだ」
「人生に区切りをつけてもらうために、執行はしなければいけない」

けっこう刺さりました。

確かに裁判官が出した答えが正義かどうかは分からない。けど、払うべきものが払えないなら、執行して再スタートしてもらう方がいいのは確かですよね。小原さんの言葉で執行官の仕事の必要性を再認識しました。

ひかりちゃんに対する思いも聞けてよかったです。ひかりちゃんの方は小原さんに特別な思い入れはないようだが、小原さんはひかりちゃんをかなりリスペクトしてるんだよなぁ。90年代に青春を謳歌したオッサンが、犬を好きなだけな若い女性をここまで評価することないよ・・・。

執行官なんて敷居の高そうなお仕事に携われる機会はそうそうないし、私なら即答でお手伝いさせてもらうけどな。←

ともあれ、オッサンの方から歩み寄ってるので、バディはうまくいきそう。年齢や性別を超えた絆は激アツ。

ってことで今回の『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』は今まで1番よかったです。猫も可愛かったし眼福。

ぽちた
ぽちた

今回はファーストサマーウイカの「90年代に青春を謳歌したおっサン」がツボすぎた。

織田裕二にこれ言うのは笑う。

シッコウ!!〜犬と私と執行官〜 4話 あらすじ

小原樹(織田裕二)から【執行官】という仕事に対する思いを聞いた吉野ひかり(伊藤沙莉)。人の人生の極限状態に向き合い続ける現場に「胸がざわざわ」してしまったひかりは、これっきりで《執行補助者》の仕事を辞めたいと打ち明けるが、小原は「その心は執行に大事なものなのではないかと思う」と話し、「気が向いたらまたざわざわしよう」と言い残して、立ち去っていく。
 程なくして、ひかりが住むアパート『サニーハイツ青柳』の空き室に、執行官室事務員の栗橋祐介(中島健人)が引っ越してくる! 銀行員だった栗橋がなぜ今の仕事に就いたのかを聞いたひかりは…?

 その頃、小原は2人の保育園児を持つシングルマザー、山家佳菜江(さとうほなみ)の執行に向けて調査を進めていた。
 美しくも怪しい佳菜江の所在がなかなか掴めず、さらには立会人の須賀川悟(モロ師岡)が現場に来られないと聞いて途方に暮れていた小原の前に、大きな犬を連れたひかりが現れる。「もう少し執行官の仕事を知ってみたい」という言葉に、天にも昇る気持ちになった小原は、ひかりを今回だけ特別に《立会人》として、佳菜江の執行の現場に連れていくことに!
 佳菜江の娘のミナとナナを使って家まで案内させたことに心苦しさを感じつつも、自宅の金品の差し押さえを開始する小原。一方のひかりは、佳菜江から借金をすることになってしまった経緯を聞き、なぜか共感を…。小原は美しい佳菜江に心が揺らぐも、実はとんでもない嘘つきママであることが分かり…!?さらに差押え品の売却期日にまさかの事態が起こってしまう…!

https://www.tv-asahi.co.jp/shikkou/story/0004/
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