『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』を見たのでネタバレ感想を書きます。
シッコウ!!〜犬と私と執行官〜
放送日 | 2023年7月4日 |
放送枠 | テレビ朝日系「火曜9時枠の連続ドラマ」 |
出演者 | 伊藤沙莉/中島健人/織田裕二 |
脚本 | 大森美香 |
演出 | 田村直己/星野和成/高橋貴司 |
主題歌 | SEKAI NO OWARI「ROBO」 |
原作 | 小川潤平『執行官物語』 |
登場人物
吉野ひかり<伊藤沙莉>
執行補助者となる犬好きな女性。元信用組合の職員。
小原樹<織田裕二>
執行官。元書記官。犬が苦手。
栗橋祐介<中島健人>
執行官室の頼れる事務員。
間々田稔<菅原大吉>
執行官。執行官室の最年長。執行官の生き字引としてみんなに頼りにされている。
渋川万亀<渡辺いっけい>
執行官。ベテラン。
日野純二<勝村政信>
執行官室室長。筋トレが趣味。
長窪桂十郎<笠松将>
運搬担当の執行補助者。普段は運送会社で働く。
砥沢譲吉<六角精児>
鍵屋の執行補助者。解錠の技術者。
奈良井司<皆藤空良>
運搬担当の執行補助。長窪の部下。
須賀川悟<モロ師岡>
執行に必要な「立会人」。普段は喫茶店のマスター。
シッコウ!!〜犬と私と執行官〜 1話 あらすじ
とあるペットスパサロンの面接。吉野ひかり(伊藤沙莉)は社長の上野原美鶴(板谷由夏)を相手に、自分がいかに犬が好きで犬にも好かれるかを力いっぱい熱弁していた。
20社目にしてついに憧れのペット業界への就職が決まり、さらに住むところも格安で見つけたことをうれしそうに報告をするひかりに、親友で動物看護師の三戸夏奈(駒井蓮)はズバリ忠告する。
――「私が資本主義のほかに信用していないもの2つは、無駄にオシャレなペットの店と、ありとあらゆる安すぎる物件」たしかに激安(会社から徒歩29分、都心なのに風呂トイレ付きで3万8000円)だけど、そんなに怪しいのか…と不安になりながらアパート『サニーハイツ青柳』を見にきたひかりは、さっそく”怪しい男”と遭遇する! その男はアパートを双眼鏡で観察したり、郵便受けの中身を覗いたり、と見るからに不審な行動を…。思わず犬の鳴き真似で男を驚かせたひかりだったが、その男は一連の行動を「仕事」だと言い張り、そのまま立ち去ってしまう。
男の名は小原樹(織田裕二)――裁判所の職員で、裁判で出された結論が実現されない場合、それを強制的に実現する【執行官】である小原は、『サニーハイツ青柳』に住む二川研一(中村俊介)一家の家賃滞納に関する調査を行っていたのだ。
後日、執行補助者の砥沢譲吉(六角精児)、立会人の須賀川悟(モロ師岡)を伴って再びアパートを訪れた小原は、勝手に鍵を開けて動産差し押さえの執行を行い、押入れに隠れていた二川に1カ月後の退去を勧告する。あまりに強引な手法に驚きを隠せないひかりは、「人の家にズカズカ入ってお金返せって、まるで闇金みたい」と小原を非難。だが小原はそれを意に介す様子もなく、さらには当の二川も「無理に追い出すようなことはしないでしょう」と、まるで出ていく気はない素振りで…?そして迎えた1カ月後の明渡し期日――。事務員の栗橋祐介(中島健人)による「無事の落着を」の言葉に送り出され、アパートにやってきた小原と執行補助者の砥沢、長窪桂十郎(笠松将)らは、二川の家にある家財道具などを無情にも次々と運び出していき…。
https://www.tv-asahi.co.jp/shikkou/
一方、ペットサロンで上野原の秘書兼事務として働き始めたひかり。とんでもない量の雑務と犬たちの世話に追われる中、まさかの事態に襲われることに!
ネタバレあらすじ
家賃滞納している『サニーハイツ青柳』に住む二川研一(中村俊介)一家の件
退去を勧告された当日。執行官の小原樹(織田裕二)らに家財道具などを運び出され、警察にも味方してもらえず、ついに諦めた二川一家。
吉野ひかり(伊藤沙莉)も撤去作業をお手伝いし、二川一家とお別れをする。
後日、ひかりの元に二川家の子どもから手紙が届いた。岡山の祖父母の家に身を寄せ、両親も犬のポチも元気らしい。
ペットサロン・ワンダフルヘブンの件
ひかりが働くペットサロン・ワンダフルヘブンにも小原がやってきた。
社長の上野原美鶴(板谷由夏)は取引先への支払いを行なっていなかった。
上野原は支払いの意思があると言っていたが、期日が迫ってきたので、小原は差押物品の売却の準備を進める。
しかしワンダフルヘブンは他の債権者からも申し立てを受けていた。焦る小原。ワンダフルヘブンはすでに夜逃げしていた。
小原は無職になったひかりを執行補助者に誘う。
シッコウ!!〜犬と私と執行官〜 1話 感想、レビュー
伊藤沙莉ちゃん主演で織田裕二さんも出演するということで、放送前から話題だった本作品。テレ朝のドラマでよくありがちの展開でツッコミどころ満載の1話でした。
家賃払わず裁判で判決出てるのに居座って、執行官に差し押さえられて被害者面する二川家。迷惑家族すぎて感情移入も同情もできなかった。
主人公は代替案を提案するわけでもなく、二川家に肩入れし執行官を悪者扱い。結果的に二川家は期限まで居座り、どうにもならないことを察して岡山の実家に帰っていく。いやー。主人公が何をする訳でもなくただ時間がすぎて物語が進だけのパターンね‥。
二川さんは見栄やプライドもあったのかもしないけどさ、実家頼れるなら最初から頼れよ。なんで親に頼るのは渋るのに他人の大家さんには家賃払わずお世話になろうとしてるんだよ。全く理解不能。
主人公もなぜか二川家族に肩入れして小原さんを悪者扱い。挙句の果てには、会社が潰れて無職になったのも「あなた(小原)のせいで」って‥いやいや会社がなくなったのは支払い期限を守らなかった社長のせいでしょ。ただただ小原さんが可哀想な1話でした。
主人公は執行官に親でも殺されたんか?冒頭の面接のシーンで語ってた過去は嘘で、実家が差し押さえられ両親が自殺でもしてるんだったら小原さんへの態度もなんとか理解できる。
なんだか世間知らずな主人公でしたね‥。伊藤沙莉ちゃんじゃなかったらムカついて見てられないかもしれない。
内容はさておき、30年ぶりに脇役を演じる織田裕二さんがとても良かった。最近の織田裕二といえば『SUITS/スーツ』や『IQ246〜華麗なる事件簿〜』などカリスマな役が多め。
今回演じる小原樹は、くたびれた中年の執行官で、カリスマというより苦労人のサラリーマン感が強く、応援したくなるような役柄でした。そもそも織田裕二は『踊るシリーズ』の青島や『東京ラブストーリー』の完治など冴えない役がよく似合う。
おまけに本作の主人公は世間知らずで超ムカつくので、織田裕二が美味しいところを全部持っていけるんですよね‥。この作品を機会にくたびれたオッサンの脇役をどんどんやってほしい。
ただ、伊藤沙莉ちゃんにはこれだけで終わってほしくないので、主人公の成長にも期待しています。執行補助者としてバリバリ働いてほしいです。
タイトルにもある“犬”がどう絡んでくるかも気になる。正直、犬を毎回絡めるのは無理がある気がするが、動物好きとしては楽しみの1つでもあります。
ということで、シッコウ!!〜犬と私と執行官〜は、ツッコミながら楽しく見れました。
あまり馴染みのない執行官を題材としたラマなので、もう少し真面目に作って欲しかった気もしますが、次回帯や視聴者層的にもこれが精一杯なのかもしれない。逆に言えば、深く考えずに見れるドラマなので、流し見にはちょうどいいですね。

次回からは洗濯物畳みながら見る予定。
シッコウ!!〜犬と私と執行官〜 2話 あらすじ
ようやく就職を決めたペットサロンの社長・上野原美鶴(板谷由夏)が”夜逃げ”し、突然職を失った吉野ひかり(伊藤沙莉)。そんなひかりのもとに執行官の小原樹(織田裕二)が現れ、ひかりを東京地方裁判所南目黒支部へと連れて行く。小原はひかりを《執行補助者》に任命しようとしていたのだ!
何よりも犬が苦手な小原は、犬の扱いに慣れているひかりを《犬担当の執行補助者》にし、その犬の脅威から守ってもらいたい、と提案をするのだったが…。
かくして《執行補助者》になったひかりは、優秀な事務員の栗橋祐介(中島健人)から「執行の手順」などについてレクチャーを受ける。そして小原に連れられ、初めての案件へと向かう!その執行相手とは人気EXtuber『ハット』こと轟木羽人(細田善彦)。元相方の『ブケショ』こと山田史嗣(内野謙太)からの動産執行の申し立てにより、差し押さえの執行手続きを開始した小原たちだったが、鍵担当の砥沢譲吉(六角精児)の解錠で部屋に入ったところを轟木の動画チャンネルで生配信されてしまう!
”意地汚い”轟木のやり方に、小原は怒り心頭! さらに、差し押さえ期日にも関わらず、「債務分を全額支払うから23時55分にあらためて来い」と無茶苦茶な要求までし始める!
さっさと払えば済むものを、ダラダラと引き延ばす轟木の様子に、ひかりは何か理由があるのではないかと考え…?
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