
今回も面白かった。テンポもいいし体感10分くらいでした。
ドラマ罠の戦争
放送日 | 2023年1月23日 |
放送日時 | フジ月10 |
出演者 | 草彅剛/井川遥/杉野遥亮 |
演出 | 三宅喜重(僕の生きる道、銭の戦争 )/宝来忠昭 |
脚本 | 後藤法子(銭の戦争、嘘の戦争) |
エンディング | 香取慎吾×SEVENTEEN「BETTING」 |
罠の戦争2話 あらすじ
泰生(白鳥晴都)が歩道橋から突き落とされた事件をもみ消そうとする犬飼(本田博太郎)に、激しい怒りの炎を燃やす亨(草彅剛)は、息子の命を軽んじた犬飼を失脚させようと決意。私設秘書の梨恵(小野花梨)、新人秘書の眞人(杉野遥亮)の協力を得て、まずは大臣の懐刀である、政策秘書の虻川(田口浩正)を排除する作戦に打って出る。
女性秘書に対するパワハラ、釈明会見での原稿ミスと、犬飼のイメージを失墜させるミスを立て続けに起こした虻川だったが、それでも地位は盤石。亨によれば、虻川は事務所の金庫番で、犬飼も知らない金の流れをすべて把握しているため、うかつにクビにはできないという。亨は、虻川の生命線ともいえる裏帳簿を何とかして手に入れようと画策。その思惑に気づかれないよう、眞人には虻川の動きを見張ってほしいと頼む。
翌日、眞人は仕事を教わる名目で、朝から虻川と一緒に犬飼の地元へ。亨に言われた通り、犬飼失脚のため、虻川の行動に目を光らせるが、そこには、今は亡き大切な家族への思いが秘められていた――。
一方の虻川は、亨が自分を陥れようとしていることをすでに察知していた。そして、亨が雑誌記者の熊谷由貴(宮澤エマ)と手を組み、犬飼の息子・俊介(玉城裕規)の不正を暴こうとしていることを知った虻川は…。
https://www.ktv.jp/wana/story/s02.html
主な出来事※ネタバレ※
- 虻川(田口浩正)の生命線を排除するためには裏帳簿が必要。事務所内に裏帳簿は見当たらないので眞人(杉野遥亮)に虻川の動きを見張ってもらうことに。
- 眞人の兄は経営する会社のことで犬飼(本田博太郎)に陳情を求めていたが「善処します」とだけ言われてそこから音沙汰なし。そのまま兄は過労で亡くなった。それなのにパーティーの招待状が届いたので眞人は怒っていた。
- 鷲津亨(草彅剛)は、犬飼の息子・俊介(玉城裕規)が地元議員から金を受け取る瞬間を写真に収める。それを目撃した虻川は、鷲津が雑誌記者の熊谷由貴(宮澤エマ)と会っているところを犬飼と共に現場に現れる。
- 虻川と犬飼は、鷲津の決定的な裏切り現場を押さえたはずだったが、鷲津が熊谷に渡していたのは犬飼のライバル議員のスキャンダル写真だった。鷲津は虻川に後をつけられていることに気づいていた。
- 鷲津が貝沼(坂口涼太郎)に虻川の悪口を言っていたことを知った虻川は鷲津家に突撃。鷲津妻(井川遥)は息子の事故について虻川に尋ねるが、虻川は鷲津妻に暴言。「事故か事件か知るか」と怒鳴る。鷲津家に来ていた熊谷に全て聞かれ記事にされてしまう。
- 後日。鷲津妻は動画配信で息子が歩道橋から落ちた真相を知りたいと訴える。配信を見た鴨井議員(片平なぎさ)は同じ母親として心を痛めて鷲津に声をかける。
- 虻川は道でチンピラに絡まれ相手を暴行。警察に連行される。翌日、警察署に迎えにきたのは鷲津。鷲津は虻川に最後のチャンスを与える。「泰生を突き落としたのは誰ですか?」虻川は答えなかった。
- 鷲津は虻川の生命線である裏帳簿を入手していた。隠してあったのは眞人が農作業をしていた農家の倉庫。農家のおじさんから虻川に小屋を貸していることを聞いた眞人が、倉庫を探してみると手帳が隠してあった。裏帳簿を受け取った犬飼は虻川をクビにする。
- 鷲津は警視庁とコネのある鷹野(小澤征悦)に息子の事故の捜査状況を探ってほしいと頼んでいた。すると現場の警官は当初事件として捜査していたが、上から圧力がかかって事故に切り替わったことが分かった。そして事件の日の泰生の様子を覚えていた人がいた。泰生はバスでよろけるお年寄りを見て、目の前に座っていたフードの男に「譲ってあげた方がいいんじゃないですか」と声をかけた。男は泰生がバスを降りると泰生を追いかけるようにして降りていったらしい。

ちなみに虻川が暴力を振るった相手は眞人の友だちだった。
罠の戦争2話 感想、考察
2話では、虻川を排除する作戦に成功し、眞人が犬飼に生卵をぶつけようとした理由と泰生を突き落としたの犯人の動機が判明。
色んなことが明らかになった2話でしたが、虻川を排除するのに二転三転あり、見応え抜群でした。特に鷲津が記者の熊谷と会ってるところに虻川と犬飼がやってくるシーンはスリル満点。
熊谷さんがここまで協力してくれるのは心強いですね。妻のライブ配信まで手伝ってくれるし、それだけ犬飼を潰すのと泰生を突き落とした真犯人ネタにかけてるってことでしょうか。
眞人が犬飼に生卵をぶつけようとした理由も判明しました。眞人の兄は経営する会社のことで犬飼に陳情。犬飼は「善処します」と言ったにも関わらず、音沙汰なしで兄貴は過労死。
正直、これに関しては全て犬飼が悪いとは思えなかったですね‥。
「善処します」と都合のいいことを言う犬飼もどうかと思うけど、内閣府特命担当大臣が小さな町工場(?)のために動くわけないじゃん。具体的なこと言われたならまだしも、これだけの言葉で期待しちゃうのは兄貴も甘すぎる。あと、死後に招待状が届いたのは完璧に秘書の責任。気持ちは分かるけど復讐にエネルギー使うのは勿体無い案件かな。
眞人と蛍原さんのやり取りはよかったです。蛍原さんナイスフォロー。これは恋の始まる予感。
泰生を突き落とした犯人は?
鷹野(小澤征悦)の協力で、事件当日の泰生の様子が明らかになりました。
泰生を歩道橋から突き落としたのは、おそらくバス内で注意されたフードの男。
これ、電車内で高校生に注意されて逆ギレ暴行した事件を思い出す。正しいことをしたのに逆恨みされることほど悔しいものはありませんね。これは絶対に復讐してやりたい!
上からの圧力で揉み消せるってことは、犯人は権力者の身内の可能性が高いかと。
犬飼はおそらく第一関門の咬ませ役なので、
鶴巻幹事長(岸部一徳)、竜崎総理(高橋克典)、鴨井ゆう子厚生労働大臣(片平なぎさ)が怪しいですね。
特に鴨井大臣。妙に優しかったし、罪悪感から優しく接している可能性あり。もちろんただ単にいい人の線もありますが。
岸部一徳さんの鶴巻幹事長はラスボス感が強すぎて、本当に黒幕だったら意外性なし。やっぱ総理か鴨井大臣が黒幕ですかね。
犬飼が言っていることが本当なら、誰かが犬飼にもみ消しを頼み、その誰かも誰かに揉み消しを頼まれているらしいので、犬飼をよく思っていない総理が黒幕の線も十分にあり得ます。
しかし、犬飼→鶴巻幹事長→総理の順番にたどり着いていくストーリーはあまりに安直。もうちょっと意外性のある話を期待したい。
個人的には、旧知の仲の鷹野も怪しい気がするのですが、流石に犯人側なのに鷲津に情報を流すことはしないですよね‥。ともあれ油断はできません。味方だと思った人が裏切るなんて展開も全然ありそう。眞人と蛍原さんだけにはずっと味方でいて欲しい(´・ω・`)

ということで、罠の戦争3話も面白かったです。次回も楽しみ。
罠の戦争3話あらすじ
鷹野(小澤征悦)の調べによると、泰生(白鳥晴都)の一件は当初、事件として捜査されていたが、何者かの圧力により事故扱いになったという。そのうえ、バスの中で老女に席を譲るよう泰生に促された男が、泰生を追うようにしてバスを降りたことが分かる。
永田町では、亨(草彅剛)が虻川(田口浩正)に変わって政策秘書へと昇進し、一方で、民政党幹事長の鶴巻(岸部一徳)が、幹部たちを集めて次の総選挙が早まりそうだと通達していた。鷹野からその話を聞いた亨は、犬飼からすべてを奪うチャンスがきたと奮い立ち、犬飼の政治生命を絶つために必要な材料を集めようと、虻川の裏帳簿のコピーを調べ始める。すると、事務所資金が俊介(玉城裕規)のために私的流用されていることが判明。お坊ちゃん気質なうえに気が短い俊介は、逆上してあちこちで暴力沙汰を起こし、そのたびに示談金を支払って解決していたのだ。
俊介が逆恨みで暴力を振るったことを知った亨は、すぐさま泰生の事件を思い出し、その脳裏には、ある疑惑が。そこで、毎日犬飼と行動をともにし、ときに犬飼と俊介の親子げんかに巻き込まれて閉口している運転手の牛尾(矢柴俊博)に目をつけ、事件当日の犬飼親子の様子を聞き出そうとするが…。
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